みのる産業
http://ja.wikipedia.org/wiki/みのる産業
*ポット成苗とマット式の違い
"http://www.minoru-sangyo.co.jp/topics201004/index.html
1) 播種量が少なく、個体当たりの占有面積が大きいので健苗ができる。
面積当り(苗箱1枚:約30㎝×60㎝)の播種量によって、葉令は決まります。
50g以下 4.5葉以上
80~100g 3.5~4葉
150~200g 2~3葉
2) 葉数(4.5枚以上)が多いため、活着が速い。
3) 根鉢が付いていて、田植え時に根の切断がないので植傷みがない。
4) 欠株がない、移植ができる。
5) 1株当たりの植付本数(3~4本)が揃うので均一な生育をして、茎は太く開帳型(扇を開いた型)、じっくり型の健全な生育をする。
6)茎も太く、根張りも良いので倒伏に強い稲になる。
7) 寒地や早期栽培の冷水の中でも、健全な生育をする。
8) 着粒数が多い
植付時の茎の太さは、穂首の太さに比例する。
*ポットだからできる有機稲作の醍醐味
http://www.minoru-sangyo.co.jp/topics201004/index.html
有機稲作のすすめ
地球温暖化によって病害虫が異常発生。そして農薬散布。このままでは、生産者と消費者の接点「安全・安心」を保つ事はできません。化学肥料が使用された水田、農薬を散布された水田は健康な水田とは言い切れません。良質米は良田からから生まれ育まれるのです。それからできたお米は、消費者を健康に導く「安全・安心」へ誘導できます。
有機稲作技術とは、病害虫に強い稲にする「予防技術」です。自然界の生物と共存し、環境にやさしいのが「有機稲作」です。
◆有機稲作への近道「みのるポット成苗」
1) 健康な太い苗、大きな苗で深水にできる。
チッソ分が少ない苗は、筋肉質で虫が寄ってこない。デンプンパワーを持っている若竹色の苗が良い。寒地ではチッソの効いた分けつの出た苗でも良いが、暖地(6月田植)では、薄い色の分けつしていない苗が良い。
抑草効果。
田植え後、8~10㎝深水にすることで、太陽光線が地面に届かない。
ヒエの抑草効果絶大。
2) 一株を揃える。
播種の時に2~3粒播にしているので、どの株も2~3本植えになる。
一株が5本以上植えると株内でケンカが始まり、肥料分と空間の奪い合い、日光を独占しようと葉を伸ばし、競争の原理が働き強い苗だけが生き残る。親も子もなくなる。
良い苗を、少なく、一株を揃えて植える事が大事。折角育った苗一本、一本が穂を出し、稔るようにしたい。
3) 活着が良い
活着とは初期生育の事ではなく、イネが自分の力で根を伸ばし、自活を始めることを言います。根はチッソで伸びるのでなく、体内のデンプンで伸びてゆく。細い苗は、デンプンが少ないから、活着するまで時間がかかる。
4) 疎植にする。
育ちがガッチリで病気がでない。病害虫に強いイネになる。「茎数が取れないから密植にする」方法もあるが、密植にすると茎数が取れるのでしょうか。
5) 開帳型のイネ姿になる
どの茎も株元まで日が当たり、健康なイネになる。ガッチリポーズのイネ姿になる。
病気も虫も関係のないイネとなる。
6) 自分の身体に合ったモミ数の穂を出す。
茎が太いので、穂も大きく着粒数も多い。稔実歩合も高い。
7) 健苗で一株2~3本の疎植が倒伏防止になる
イネの活力がなくなり、後半バテてると倒伏する。生育前期(分けつ期)と生育中期(停滞期)にチッソ過多の食べ過ぎで、疲労がくる。持続性のある地力があれば、活力は低下しない。
倒伏は、病害虫の発生や品質低下に繋がる。
◆ポットだからコストが下がる
①補植がいらない。欠株がない。
一株が揃っているのがポットの最大の利点。
②管理が楽
太い苗は太い茎・太い根になる。有機稲作では、初期の肥料成分が少ない(腐植が徐々に進む)から、葉で作られるデンプンで育つ。
常に水を入れておくことができる。水管理が楽。
③深水で抑草
田植と同時に深水にする。8~10㎝にすると太陽の光りが遮られ、抑草効果が得られる。苗が小さいとできない技。
(wikipedia参照)