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農薬:栽培期間中不使用自然栽培米 南魚沼産コシヒカリ 06.23 津南町長選!

津南町
http://ja.wikipedia.org/wiki/津南町

上村建設工業
http://ja.wikipedia.org/wiki/上村建設工業

■津南町長選、上村憲司氏3481票、231表差の辛勝、「政策実行を」 

県議20年の実績を全面に『強くて優しい町づくり』を5日間訴え続けた上村氏。『3481票』で新町長に当確。若者を中心に支持を広げた半戸氏とわずか231票の僅差で接戦を征した。
投票日、陣場下の選対事務所。会場は終始笑顔がこぼれるリラックスムード。上村氏は午後7時頃から参集の110人余と談笑し開票待ち。スタッフの手違いで午後8時3分の広報つなん第1報。得票者順で最初に『上村憲司』の名が放送されると一斉に万雷の拍手。満面の笑みをこぼす上村氏。街宣でがらがらの声を絞り出し「悔いのない戦いだったのが一番嬉しい。正直、これだけ皆さんから選挙を戦ってもらい、本人としては当落は二の次だったが、今はどう恩を返すか、それだけを考えている。力いっぱい働かせてもらう。皆さんに恥は絶対かかせない」と決意表明し両手を挙げガッツポーズ。選挙戦を共に戦った愛娘2人から花束を受け取り、抱き合った。

街宣では「県議時代からできないことはできないと言ってきた、しかし一度口にしたことは実現してきた。今も一緒だ」と信頼ある町政を訴えた上村氏。町民所得向上が政策軸。「既存産業を含め津南の生産性を極限まで高める。雇用の場形成、観光振興、公共事業導入。津南のGDPを高めないことには体力がつかない。体力のない町では何を言っても絵に描いた餅。力を強めるには所得向上が必要」。さらに「観光では北東アジア交流を積極的に進める。特に中国との提携で動いている。単なる観光交流だけでなく、もう一歩進んだ動きにする。県観光協会も強く支援してくれる」。津南病院は「町立病院は一次診療機能の強化、搬送機能の確立、さらに慢性期、安定期疾患をしっかり受け入れできる施設にし、さらに中期的には療養型の医療をめざす。慈恵医大の先生に指導してもらい進める」など掲げる。

会場には村松県会副議長、参議・塚本一郎議員、島田栄村長の姿が。当確後、小林町長、関口市長も駆けつけた。小林町長は上村氏とがっちり握手し「広報無線を聞き肩の荷がおりたような気持ちになった。5期20年間という少し長すぎた任期だったが、農をもって立町の基となす、先人が築いたこの思いを引き継いでもらい、町を新たに構築して欲しい」と激励。

  上村氏にとって23年ぶりの選挙戦。だが告示後、選対役員などに数百通も届いたという怪文書。「こんなやり方をしてまで町長の職責が欲しいのか。そんな人に津南の新しい時代が築けるのか」と街宣で猛批判。選対スタッフは怒りでさらに結束を高めた。福原慶福選対本部長は「政策以外の中傷誹謗が一番怖かったが、我々は正々堂々闘った。県議時代から信頼関係のある協力者がしっかりまとまり、僅差ではあるが勝つことができた」と勝因を話した。

■津南町長選、半戸哲郎氏3250票、「これからの津南が心配」、次期につなげたい 
  開票待ち会場となった大割野区民会館3階ホールには、百人を越える支持者が集まった。午後7時40分、拍手に迎えられ会場に姿を現した半戸氏。午後8時9分、広報無線が開票結果。「得票順に発表します。上村…」。会場から「あー」と大きなため息と同時に、顔を覆う女性支持者。きりっとした表情の半戸氏と対象的に、茂子夫人が両手で顔おおい、うずくまった。 

   静まり返った会場で、涌井益夫選対本部長は「残念な結果だ。知名度のなかった半戸がここまで支持を集めたことは誇りにしていい。この絆を大切にし、自立の町を求め、前に進みたい」と次につながる活動の継続を訴えた。さらに「上村氏の政策に心配を感じる。ずっと引いてきたレールの延長線上で政策を出している点に心配を感じる」と危惧感を述べた。

   真っ黒に日焼けし、したたり落ちる汗を拭いもせず、挨拶に立った半戸氏。「ここまでやって来られたことに感謝したい。選挙は勝つか負けるかしかない。すべて私の不徳の致す所」と深々と頭を下げた。一方で「本当に津南のためということを思うと、これでいいのかというのが私の気持ちだ。自立の津南のことを思うと心配のひと言だ。この津南が7月8日以降、どうなるのか心配でしょうがない」と上村町政を見ている。

 さらに次期にも言及。「私に4年後はない。59歳のいう年齢。今なら一所懸命に、身体が動く限り津南のためにと立った。4年後は63歳、その年からゼロからの出発は難しい。次回はない」と述べた。集まった支持者からは「よくやったぞ」と労いの声が飛んだ。
 親戚でもある小林三喜男町長後援会・山本光雄会長は「半戸を支持した議員は大勢いる。もっとものを言ってほしい。哲郎が出なくとも誰かが出て行くためにもこの組織を活用すべきだ」と進言した。

   選挙戦では終盤、若者層を中心に大きな盛り上がりを見せた。最終日19日夜、大割野商店街を30分ほど、20、30、40代を中心に、「はんど、半戸、ハンド」とシュプレヒコールを挙げながら行進。青年部のひとりは「我々子育て世代を一番考えてくれているのは半戸さん。同世代の仲間もよく分かっている。住民主体の町政を実現することが、若者が住み続ける町づくりになるはず」と行進した。だが、及ばなかった。「新町長になる人は、支持を受けたと同じくらいの人たちが、あなたにNOと意思表示したことを肝に銘じてほしい。権力志向が強い人のようだから」と無念さを抑え、厳しい口調で話した。

■津南町長選、高橋孝男氏1058票、激戦の余波に押され減票

「町内を3回まわって政策を訴えたが、正攻法だけでは勝てなかった」―。3回目の挑戦ながら、票の掘り起こしなどは一切行わず、政策と座談会を中心にした草の根選挙で支持を呼びかけて来た。終盤になって「医療や福祉政策に、若い人からも支持されてきているのが分かった」と手応えを感じていたものの、上村、半戸両候補の激しい攻めぎ合いに支持層の一部が引き込まれるなど、見込んでいた3千票を大きく下回る結果となった。

   開票結果は、地盤の中津地区からなど支持者ら40人余りが集まった正面地区の選挙事務所で広報無線の速報を待った。一時、広報無線が入らないなどのハプニングもあり、支持者との電話で午後8時15分過ぎに結果が判明。「上村当選」の結果に「これじゃあ十日町の衆から笑われるぞ」と意味深な声も飛んでいた。
 高橋氏は「私の不徳の致すところ。応援して下さった皆さんに申し訳ない」と頭を下げた。ただ「1万人を割るという危機感を訴えた。空家を活用して首都圏からの人口移動などの提案についても理解されていた感じを受けた。もちろん津南病院、十日町病院との連携など広域的に医療問題に取り組もうと、これまで以上に真剣にやってきたつもりだ。福祉についても経験と実績をもとに具体策も提示してきた。しかし、それが通用しなかった」と残念そうに話した。

   今回の選挙について「当選のための言い争いを他陣営が行っていた。政策以外の議論の場となり、それに巻き込まれた形だ」と振り返り、当選した上村氏について「町民所得向上を掲げているが、具体的にどう進めていくのか。20年間県議を務めたにも関わらず、できないことも多かったではないか。先ずはお手並み拝見といきたい」と冷ややかだ。また自身の今後については「支援してくれた方々と話し合わなければならないが、次に出るつもりはない」と意向を語った。

   山本龍徳選対本部長は「年金程度で入れる福祉施設など、訴えてきた政策に若い層からの反応もよかった。しかし後援会の高齢化や選挙の素人集団ということで、動きが鈍かった面があることも否定できない。きれい事だけでは選挙に勝てないと言われていたが、政策を中心とした正統な選挙を行って来たことは自負できる」と話した。

津南新聞 6月21日号外より

(wikipedia参照)

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