木原大輔さんが、10/24(日)見附市議会議員選挙に民主党新潟県連政治スクール1期生より初めて出馬!
2006年:定数 17人・得票率76.55%・得票者数 26,893人・有権者数 35,130人
民主党の目指す国のかたち〜理念と政策と組織〜
− 55年体制からの脱却〜その対抗軸 −
塾長 関山信之
1、官僚主義 → 政治主導
2、金権体質 → 清潔な政治
3、中央集権 → 地域主権(住民が主人公)
4、経済成長 → 生活成長
5、競争一本槍り → いたわりとやすらぎ
6、対米中心 → アジア中心
第5回「構造転換する地方の財政と経済」・・地方財政調整機能の後退・・
斎藤忠雄【新潟大学経済学部教授】
はじめに
長期停滞・国際競争力順位低下(雇用)、小さな政府(福祉)、経済格差・貧困
↓
社会的病理(暴力・犯罪等)、社会的閉塞感 → 歴史的転換期
1、地方財政の特質
*市場経済と財政
・民間部門(金融・家庭)- 公共部門
・経済社会 - 政治 - 財政
・中央政府財政 - 地方政府財政
*地方財政の特殊性
・経済的多様性
・歴史的多様性
*国と地方の財政関係
・資本主義経済の発展 - 地域間における不均衡発展
・ナショナルミニマム、生存権
・中央集権国家 - 福祉国家、グローバル化 - 地方分権
2、政府間財政関係の変遷
*戦後改革による民主化
・農地改革、財閥解体、労働3法制定
・地方自治制度の形成(新憲法・第8章 地方自治、地方財政法)
・1950年(シャウプ勧告)
・1953年(町村合併促進法)
*経済成長促進型財政政策
・重化学工業化→過疎過密問題(労働力、地価) - 工場分散・産業基盤整備、各種補助金(食管制度):
豊富な国税 - 地方交付税率引上、国庫支出金の地方歳入比率上昇 - 地方税収入比率30%台(3割自 治)
・労働生産性の急上昇 - 高度経済成長 - 所得の急増・大量消費、豊富な財源 - (地方)市場部門の域 際収支赤字を国家財政資金の地方移転で相殺 - 中央集権、財政依存の高い地方経済cf.労使蜜月時代
(労働力不足・高利潤率)対 自然環境破壊
*行財政改革
・石油ショック - ポスト工業化社会・知識社会、低経済成長 - 構造的財政赤字 - 少子高齢化
・福祉国家「大きな政府」批判 - 規制緩和、民活 → 過剰資金に投資の機会を提供
・市場原理主義、新自由主義(自己責任・自立 - 社会問題 = 個人問題 - 生活基盤の堀り崩し)- 国・ 地方の行財政改革 - 財政力格差拡大
*グローバル化による地方切捨て
・1989〜1991年 東欧革命、ソ連崩壊 → 東西冷戦構造の崩壊
・地球大の自由化、ビジネスチャンス - 国境調整能力低下
・海外投資、産業空洞化 - 地方開発の必要性後退・公共投資削減 - 高企業倒産率、高失業率・ワーキン グプア(労働組合の弱体化)- 長期停滞 - welfare to work
↓
財政によるトランスファー機能低下(公共事業、農業補助金、医療、年金等)
↓
個人間・地域間経済格差拡大 cf.2008年サブプライムローン証券化問題
過剰資金の滞留 → 短期資金の国際移動 → バブルの発生と崩壊
国際競争力低下傾向、海外投資 → 所得収支の激増
3、財政危機
*三位一体改革と第3次市町村合併
・2004年〜2006年
・地方交付税と国庫補助負担金の削減額は税源移譲額より大
・「規模の経済」対「住民参画型社会」
・人口の小規模自治体ほど1人あたり歳出減少額が大
*夕張破綻
・炭鉱企業城下町
・2006年
・1人あたりで全市中「最も低い行政サービス」「最も高い公共負担」
cf.2009年 ギリシアのソブリン(国家の信用)危機 → ユーロ危機
*財政健全化法(2008年施行・従来の地方財政再建促進特別措置法廃止)
・(背景)規制緩和、民活路線 → 公共事業、土地開発公社、第3セクター → 行政の不良債権
・(仕組み)フローとストック、連結決算、議会・監査委員の役割拡大
・健全段階
財政の早期健全化:自主的な改善努力(財政健全化計画の策定)
財政の再生:国等の関与(財政再生計画の策定)
↓
財政健全化指標をクリアすることが至上命題
(三位一体改革等の延長 → )一般財源の削減に耐えうる地方財政構造へ
自治体財政の市場化 - 国の責任不問
むすびにかえて
・social governance
・政府危機( 対GDP比 )の大小、租税社会保険料負担率の高低
↓
経済成長、貿易収支
↓
財政赤字率
cf. 日・米 対 北欧諸国
・地方経済の自立と連携
情報公開、説明責任、住民参画
*「民主党新潟県連 2010年第6回政治スクール」のご案内
・9/11(土)14:00〜15:35(受付 13:30〜 )「新潟ユニゾンプラザ 小研修室 2」
・講師 : 大渕健(新潟県議会議員)「県政と議会活動について」
・講師 : 渡辺和光(新潟市議会議員)「市政と議会活動について」
*魚沼政治スクール構想
・11月〜4月、予定
・会場(NASPAニューオータニ)・支部(神立温泉ビル)
(魚沼のエネルギーと新成長戦略:環境政策と総合特区・減反緩和・輸出用新規開田)
(魚沼の教育・福祉・雇用戦略)
(北東アジア交流総合特区構想・新成長戦略・国内投資促進計画・6次産業化促進法・バイオマス構想)
(新しい公共・北欧型社民主義・議会の日当制と夜間・休日開催、クォータ条例・男女共同参画社会)
(財政分析講座・財政白書 → 十日町・津南地域自治研究所:所長 高橋直栄)
(民主党の目指す国のかたち〜理念と政策と組織 → 55年体制からの脱却〜その対抗軸)
(社会主義の歴史・新潟県の政治史)