南魚沼産コシヒカリ 1.28 21:27 産経ニュース
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をにらみ、中国へのコメ輸出拡大を目指す農林水産省と、農産物の流通などを手がける中国の国営企業との会議が28日、都内で開かれた。中国側は、コメをはじめとする日本の農産物の中国での流通拡大のため、北京市内に日本産品を展示、紹介する常設の展示館を設置することを明らかにした。
中国側は、中国農業発展集団(中農集団)の劉身利会長らが来日して「中国輸出促進会議」に出席し、日本から中国への輸出拡大策について農水省の筒井信隆副大臣らと意見交換した。
日本は、対中コメ輸出を現在の年100トン未満から20万トンに増やす目標を掲げており、会議はその一環。中国側は、消費者イメージの高い日本のコメや牛肉の流通、販売を拡大させる狙いがある。
展示館は、農水省も協力し、日本の農産物の安全性や味の優位性をアピールして、富裕層を中心にした消費拡大の足がかりにする。
促進会議で劉会長は「日本の食品業界との協力の場になると同時に、中国の消費者への日本の農産物の宣伝の場になる」とあいさつ。筒井副大臣も「農林水産物の輸出を強力に進める中で、13億人の人口を抱え、高成長を続ける中国への輸出は大きな課題だ」と、大きな期待を示した。
展示館は平成23年度のオープンが見込まれ、北京市内のビルで日本のコメや乳製品の展示と試食、販売のほか、イベントなどを行う。
◇農水省、中国への農産物輸出拡大のため中国農業発展集団による説明会を開催!
FNNニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00192088.html
中国へのコメを中心とした農産物の輸出を拡大するため、農林水産省は中国の農水分野で最大手の国有企業による説明会を開いた。
鹿野農水相は「(中国)農業発展集団の日本からの農林水産物の輸入が大変うまくいくように、農水省としても後押しをしていきたい」と述べた。
日本の輸出企業や生産者団体向けに説明を行ったのは、農水省と日本の農産物の輸出拡大に向けた覚書を2010年12月に交わした中国農業発展集団。
会合で、中国農業発展集団は、北京市内に展示販売所を設けて、日本の農産物の展示や試食、販売を行う計画を示した。
農水省は今後、輸出を希望する企業や自治体などと、「中国輸出促進協議会」を立ち上げ、中国農業発展集団と具体的に協議していくことにしている。
◇中国農業発展集団が新潟を視察!
UXニュース
https://uxtv.jp/movie/newsmovie.php?mode=1&id=673
日本政府がコメの輸出拡大などについて協議している中国の国有企業「中国農業発展集団」が県内入りし農産物の直売所などを視察しました。去年12月日本政府と意見交換し日本からのコメの輸出を年間20万tに増やすことなどで合意しています。中農集団の幹部らは産地で直接、農産物を確認しようと県内入り。十日町市の直売所では雪下にんじんのジュースなど地元の特産品を試食しました。他に新潟市中央卸売市場やコメの低温倉庫も視察しています。中国には2007年から県産コシヒカリが輸出されていて輸出拡大の具体策など協議の行方が注目されています。