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農薬:栽培期間中不使用自然栽培米 南魚沼産コシヒカリ　02.03 世界重要農業資産システム（GIAHS：ジアス）、農業世界遺産へ申請！

世界遺産
http://ja.wikipedia.org/wiki/世界遺産

「生物多様性を保全する自然と調和した農業について、国連食糧農業機関（ＦＡＯ）が認定する“農業版世界遺産”に、佐渡市と能登半島（石川県）が国内で初めて立候補した。佐渡市は、放鳥トキの餌場作りを念頭に置いた減農薬栽培などの取り組みを世界にアピールしている。年内にも認定の可否が示される見通し。

　この認定制度は、世界重要農業資産システム（ＧＩＡＨＳ、ジアス）と呼ばれ、２００２年から始まった。農業や生物資源の持続的な利用など幅広い活動が認定の対象で、これまでに、▽ため池を使った古代ジャガイモ農法（ペルー）▽かんがい施設によるオアシス（モロッコなど）▽害虫駆除のために水田に魚を放す水田養魚（中国）――など８地域が認定を受けた。
　佐渡島では江戸時代の金山開発で人口が急増し、広く農地がひらかれた。また鬼太鼓など独自の伝統文化が発展した。０８年から始まったトキの放鳥を契機に、減・農薬:栽培期間中不使用の「朱鷺(とき)と暮らす郷米」の認証制度が広がりを見せている。
　一方、能登半島の七尾、輪島など８市町は、棚田や伝統的な海女漁など「能登の里山・里海」をアピールしている。
　認定に向けて、佐渡市は２９日に農業関係者らを招いたフォーラムを開催する。またＦＡＯ関係者が現地視察を行う予定。市生物多様性推進室は「認定を受ければ佐渡産農産物の国際的な知名度が高まる。また研究者らの交流が活発になる」と期待を寄せている。」（2011年1月19日 読売新聞）

世界重要農業資産（GIAHS）申請記念フォーラム「生物多様性と農業を考える」を開催します
平成23年1月29日、金井コミュニティセンターで
http://www.city.sado.niigata.jp/info/data/2011/0125_3.shtml

世界重要農業資産（GIAHS）申請記念フォーラムが行われます。
http://toki-sado.jp/blog/2011/01/giahs.html

持続可能な経営実現のための農業改革のあり方
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/tiho/pdf/110119-04.pdf

◇能登の里山里海、世界農業遺産に　国内第１号へ申請！

12月19日 北國新聞

羽咋市以北の４市４町は１８日までに、石川県と国連大の推薦を受け、国連食糧農業機関（ＦＡＯ）が認定する「世界農業遺産（ＧＩＡＨＳ）」に「能登の里山里海」を登録するよう申請した。風景や文化・祭礼、さまざまな動植物の一体的保存と価値の創出を図る。登録が実現すれば国内第１号となり、能登が世界の里山里海のモデルとして発信される。
　世界遺産が遺跡や建造物、自然を登録対象としているのに対し、世界農業遺産は現在も営まれている農業活動と、その基盤となる生物多様性を重視している。「遺産」として次世代への継承を目指す点は共通する。県は「能登の里山里海」が登録される可能性は大きいとみている。

　国連が定める「国際生物多様性年」を機に、七尾、輪島、珠洲、羽咋、志賀、中能登、穴水、能登の各市町は世界農業遺産登録を目指す協議会を設置。武元文平協議会長（七尾市長）が署名した登録申請書を、今月１７日付でローマのＦＡＯ事務局に提出した。

　「能登の里山里海」を象徴するものとして、県は千枚田（輪島市）や春蘭の里（能登町）、漆沢の池（七尾市）などの「景観」、揚げ浜式製塩（珠洲市）や能登各地の炭焼きなど里山里海の資源を活用した「伝統的技術」、奥能登のあえのことや能登各市町に伝わるキリコ祭りなどの「文化・祭礼」を挙げる。

　「里山里海の利用保全活動」としては、農産物のブランド化などに取り組む輪島市町野町金蔵地区、羽咋市神子原地区を例示。ホクリクサンショウウオやトミヨなどの希少種、神子原くわいや中島菜を「多様な生物資源」としている。

　里山里海は生活様式の変化や過疎化などで荒廃が進み、さまざまな動植物の生息環境の維持が難しくなっているとされている。

　世界農業遺産に登録されれば、里山里海保全に向けた国際的なネットワークの構築や、観光誘客促進が期待され、武元会長は「能登の豊かな自然や文化を地域の『宝』として再認識するきっかけになり、能登の魅力も高まる」としている。

　谷本正憲知事は１９日、金沢市の県立音楽堂で開かれる国連「国際生物多様性年」のクロージングイベント記念シンポジウムで、申請の経緯や登録の意義などを説明する。