GOPAN
http://jp.sanyo.com/gopan/
ホームベーカリー「SD-BMS102/BMS151」
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn100630-2/jn100630-2.html
レビューナビ
http://www.reviewnavi.com/2011/02/panasonic-home-bakery-sd-bms102.html
2011/02/27(日) MONEYzine
「GOPAN」の登場で、ホームベーカリーブームが始まった。ブームに乗り遅れまいと、メーカー各社が新たな製品の販売を始めた。
米粒からパンを作ることができる三洋電機のホームベーカリー「GOPAN(ゴパン)」。2010年11月の発売以来、注文が殺到し、予約の受付を中止している。三洋電機は鳥取市内の工場で生産ラインを増設するなどして、4月までに月産2万台体制を構築するなど、予約の再開に向けて動き出している。
GOPANの人気の秘密は、自宅にある「米粒」から手軽に米パンができること。米パンを焼く場合、洗米した米と水をパンケースに入れ、砂糖、塩、ショートニングを加える。その後、小麦グルテンとドライイーストを自動投入ケースに入れて、ボタンを押すだけ。約4時間後には米パン1斤が焼き上がる。
GOPANが登場する前から、米パンを焼くことのできるホームベーカリーは存在した。しかし、材料には「米粉」が必要で、「米粒」を使うことはできなかった。そこで三洋電機は、家庭にある米粒からパンができるホームベーカリーの開発を目指し、2003年に「GOPAN開発プロジェクト」を発足させた。
通常、米粉を作るには大型の粉砕機が使われている。しかし、これと同じことを小さなホームベーカリーの中で実現するのは困難で、開発には手間取った。そこで発想を転換し、米を水につけて柔らかくし、ペースト状にする方法を導入した。これによって誕生したのが、GOPANの「米ペースト製法」だ。
GOPANの登場でホームベーカリーの人気が増したことから、他メーカーも追随している。象印マホービンは、余ったご飯からもちもちの「ごはんパン」ができるホームベーカリー「パンくらぶ」の販売を始めた。価格はGOPANよりも安く販売されている。
三洋電機を子会社化したパナソニックも、ライ麦パン、フランスパンをはじめとして、米粉パンやうどん・パスタ生地、もち、あんこもつくることのできるホームベーカリー「SD-BMS102」を販売しており、こちらも人気商品となっている。
GOPANをきっかけとしたホームベーカリーブームは、当面続くとみられる。メーカー各社は消費者ニーズに応えるため、新たな商品の開発に追われそうだ。
サイトウ イサム、加藤 秀行[著](情報提供:MONEYzine)