第2回エコツーリズム大賞の特別賞、第 4回の優秀賞を受賞しており、その後 3年間の発展的な取組が評価された。自主ルールの作成、地域と協力して歴史や自然を伝える案内板等の設置による安全確保、登録ガイドの人材育成、トレッキングにおけるガイドと参加者の比率についての配慮に取り組み、トレイルの全線においてモニタリングを継続して実施しており、年間ガイド派遣回数は 200回、年間案内者数は2300人と増加している。
加えて、赤外線による入山者カウント機器を導入したコースや季節による利用度を検証、自らの活動内容の適正化のため環境保全の専門家や住民等で構成される「信越トレイルの利用と保全に関する検討委員会」を設置している。また、トレイル整備を隣接地域の各団体に整備担当区間を持ってもらう体制の構築など、トレイルを舞台に地域資源の保全と利用、地域活性化について広域的かつ積極的に活動している。
これらの取り組みは、全国各地で設置の動きが高まるロングトレイルにとって、環境保全の体制、地域振興、協働型管理のモデル事例として高く評価されるものである。
http://www.ecotourism.gr.jp/event/award/
信越トレイルクラブ
http://www.s-trail.net/