伊藤忠商事は今夏、生食用では夏場は市場にほとんど出回らないイチゴの本格販売に乗り出す。
計40トンを東京や大阪の百貨店やスーパーなどで販売する。5年後には400トンまで拡大し、販売地域を順次広げる方針だ。
同社は、米国で開発された、夏に実がなる「夏イチゴ」の品種「ユーシーアルビオン」の国内独占販売権を獲得した。栽培しやすく、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴という。
北海道で栽培し、今年は道内と東京、大阪で販売する。価格は1パック(280グラム)800~900円程度だが、業者からの注文に生産が追いつかない状況という。
同社によると、国産イチゴの年間生産量の98%(約15万9000トン)が12月から5月に作られ、販売される。6~11月は3000トン程度にとどまり、ほとんどがケーキなどの業務用に使われる。夏イチゴは国内で数十種類が開発されているが、育成に手間が掛かることなどから生産が伸び悩んでいる。
同社は今後、ユーシーアルビオンの産地を広げ、国内でのブランド名も付ける予定だ。
(2012年6月30日14時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120630-OYT1T00505.htm
「UCアルビオン」
http://fresaalbion.blogspot.jp/
(株)フレッサ
http://www.facebook.com/home.php#!/pages/%E6%A0%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5/141880265935796