六日町の特産品「はっか油」元々はハッカ草も栽培していたそうです。
爽快なアロマで、虫除けにもなります。入浴剤や抗菌剤としても良いとのこと。
伝統のお土産や贈答品としても使われているようです。
300年以上昔、南魚沼市の六日町・塩沢地域は「薄荷(はっか)」の名産地でした。この事は「北越雪譜」の著者で江戸時代の文人・鈴木牧之の実家の鈴木家が薄荷で商いをしていた事からもうかがえます。
薄荷(はっか)油とはシソ科の植物「日本ハッカ」という草のエキスを濃縮したものの事を言います。濃縮したエキスはミントに似た、華やかで爽快感を感じる強い香りを放ちます。ハッカ飴など食品用香料や虫よけとしての使い方の他に、医薬品としても使われています。
かつては南魚沼をはじめ、東北・北海道などで盛んに栽培されていましたが、工業的に合成されたメントールや合成ハッカの登場以降はまったくといっていいほど栽培されなくなりました。
それを南魚沼市在住の上村さんが「六日町・塩沢にハッカを再び!」と、ハッカ復活を決意したのが十数年前。何の文献もなく、まさにゼロからのスタートでした。栽培も試行錯誤。蒸留とエキス抽出も試行錯誤。ハッカの復活に十数年の年月をかけて完成したはっか油のスプレーです。
大量のハッカ草から抽出されるエキスはごくわずか。人工的に合成されたものではない、完全な天然ハッカは大変な貴重品です。ほんのりシソに似た香りも感じるのは天然100%ならでは。とげとげしい合成ハッカ・合成メントールには無い優しい香りが特徴です。
登山やトレッキングなどのアウトドア時や、寝る前のひとふきで虫よけスプレーとしてお使い頂ける他、米袋に内側に数回吹き乾燥させて虫よけに。また衣類の防虫におすすめです。その他、鼻水・鼻づまり方にはマスクの内側にふきつけたり、優しい天然メントールの香りでリラックス...などなど、天然成分ならではいろいろな使い方をして頂けます。
※エキスの中に小さなチリなどが混じっている事がありますが、乾燥させたハッカ草の一部ですので成分に影響はありません。
※薬用ハッカ・医薬品用ハッカではありません。